みなさんこんにちは。Keizoです。
社会人10年目です。
ビジネスに関する本を読んで、日々の仕事や生活で実践しています。
社会人経験が浅い人に向けて、実際に役に立った情報を発信していくので、ぜひ読んでみてください。
さて、みなさんは今の会社や職業をどうやって選びましたか?
就職活動の波にのまれて選んでしまった人もいるのではないでしょうか。
私もその中の一人でした。
もし、今の仕事に情熱を注げていないのであれば1度立ち止まってこの記事や紹介する本を読んでみてください。
自分には何が向いているか気付くきっかけになると思います。
この本は、迷える社会人にとって稀に見る名著です。
目次
参考文献
タイトル:苦しかったときの話をしようか(ダイヤモンド社)
著者:森岡剛
読みやすさ
具体性
おすすめ度
選べる人になるために
“成功は必ず人の強みによって生み出されるのであって、決して弱みからは生まれない。
自分の強みを改めて考えると良いと思います。
考えること、話すこと、教えることなど様々な強みが考えられます。
でも、強みよりも弱みの方が思い浮かびませんか?
特に失敗が続いている時はそうだと思います。
そんな時は、弱みの捉え方を変えて強みにしてみましょう。
以下を例に挙げます。
飽きっぽい→幅広いことに興味を持てる
判断が遅い→物事を深く考えて慎重に行動できる
といった感じです。
“オンリーワンとは、ある文脈においてのナンバーワンを指すことを忘れてはならない。
SMAPの「世界に一つだけの花」の歌詞の中にある、花屋に店先に並んだ花は選別に勝ち残ってきた花だと説明されています。
人も同じで、同じ強みを持つ人はたくさんいます。
その中で勝ち残っていかないと仕事を得られなくなります。
強みを磨きまくって勝ち残っていきましょう。
特別なオンリーワンには、努力した人だけがなることができます。
“スキル(職能)こそが、相対的に最も維持可能な個人財産
お金は使えば無くなるし、誰かに奪われるかもしれません。
一方で、身につけたスキルは誰からも盗まれません。
どんな状態になってもやり直すことができます。
もし会社の業績が急に悪くなったら…
もしリストラが始まったら…
会社は生活を守ってくれません。
それに、正直会社にとって替わりの人材はいくらでもいます。
出ていった分は中途採用を増やせば良いだけなので…
どこでも役に立つスキルを身につけるのは大切ですね。
不平等な世界で生き抜くために。
“君がコントロールできる変数は、①己の特徴の理解と、②それを磨く努力と、③環境の選択、最初からこの3つしかないのである。
「人は生まれながらにして不平等である。」
森岡さんは、強烈なメッセージを書いています。
不平等であることの差は大きく以下の2つです。
生まれつきの差(先天的):見た目、運動能力、知力
生まれた環境の差(後天的):親の経済力、親の性格、親の地位
しかし、この2つをかけ合わせることで、どれもがユニークな存在となります。
その特長を理解して、磨いて、活かせる環境を探すことで自分の価値を生むことができます。
逆に言えば、自分の特長を理解せずには自分の価値を高めることができないということです。
自己分析の大切さが身に沁みますね。
“資本主義とは、無知であることと、愚かであることに、罰金を科す社会のことである。
世の中のことは知らない事のほうが多いです。
知っている事の中から自分に何が合うのか探さなければなりません。
サラリーマンのなかで、世の中がサラリーマンを働かせて資本家が儲ける仕組みとなっていることを認識している人は何人いるだろうか?
日本の教育は、規律を乱さない優秀なサラリーマンを育てる教育がされています。
そして、自分が行ける大学に入学し、会社に入り、年齢と共に適度な給料を与えられる。
気づいた頃には外の世界を見る事を忘れてしまいます。
この記事を読んだ今が行動のときかもしれません。
“大事なことは、自分に合った苦労を選びやすくするために、できるだけパースペクティブ(本人が認識できる世界)を広く持つこと
これまでお伝えした、「特徴」を活かす仕事を見つけても必ず壁にぶち当たるし、苦労します。
それでも、情熱をもって取り組めるかどうかを見極めて仕事を選ばないといけません。
自分が認識できる範囲を広げるためには、読書することがひとつの手段です。
この記事で紹介している本などを読んで、職業に関する知識を増やすと良いと思います。
自分に向いている事を見つける
“具体的な〝こと〟から発想するのではなく、〝どんな状態〟であれば自分はハッピーだろうかという未来の理想〝状態〟から発想すること
人生の最終的な目標を具体的に持てている人はどれだけいるだろうか。
しかし、今やりたいこともないのに将来の目標が何かと言われても、なかなか難しいですよね。
何がしたいか見つからない人は、自分が幸せだろうと思う状態を探してみてください。
例えば、
・結婚して、配偶者と子供2人で暮らしている
・外国で暮らしている
・週末は田舎で農業している
などです。
その状態に近づくためには何が必要か考えてみると、やるべきことも決まってきます。
お金がどれだけ必要か?
どんな職種がよいか?
自分の人生を豊かにするために働くべきで、目的の有無によって成長のスピードが全然違ってきます。
人生の目的がない人は、ぜひ考えてみてください。
“〝強み〟は必ず好きなことの中にある
子供のころから今までを振り返って、好きだったことを並べてみてください。
ポイントは、動詞で書いてみることです。
そうすると、大きく以下の3つに分類されます。
・T(Thinking)の人:考える力/戦略性が強みになる
・C(Communication)の人:伝える力/人とつながる力が強みになる
・L(Leadership)の人:変化を起こす力/人を動かす力が強みになる
そして、TCLそれぞれに合う職能は以下です。
・T(Thinking)の人:コンサルタント、マーケティング、研究職
・C(Communication)の人:営業職、ジャーナリスト、政治家
・L(Leadership)の人:経営幹部、管理職、プロジェクトリーダー
すべての職業で3つの能力は必要だけれど、すべてを高める必要はなく、得意を磨いて行けば良いです。
このようにはっきりと示されると、分かりやすいですよね。
ちなみに、私はTの人でした。
今の職場とは、ちょっと違う…今知ることができて良かったです。
“ナスビがナスビだとわかっていることは非常に大切だが、実はそれが一番難しいのだ。
自分が何が好きか分からないまま就職活動の波に乗って何となく就職してしまった人、転職した時もエージェントに言われるがまま転職してしまった方はいるのではないでしょうか?
私も30年以上生きてきて、初めて自分の特徴が分かりかけている気がします。
まずは時間を作って、自分の特徴を見つけてみてください。
“〝勤勉さ〟こそが日本人の最大必須の強みなのに、猛烈に働かなくてどうするのだ?
日本の国力は日に日に下がっています。
成長産業が無く、30年間賃金が上がっていない…
そういった時にみんなが働かないと、成長はないと思います
しかし、多くの人が情熱を持って働けていないために、効率が悪くなるし新しいものも生まれにくい。
だからこそ、自分の特徴を認識して、その特徴を活かせる仕事をしていく必要があります。
最後に
如何でしたでしょうか?
少しでも自分を知るきっかけにしていただけたら嬉しいです。
働き始めると、時間があっという間に過ぎてしまいます。
子供ができるとさらに加速します。
60歳になっても強みがない…なんてことにならないように行動していきましょう。
本の内容が濃すぎるので、2回に分けて記事を書きます。
次回もお楽しみに。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。